Topics|2014/09/03

夏が去り、静けさの訪れとともに湿原が色付き始めています。

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夏休みも終わって、山小屋に宿泊されるお客様の人数も10人に届くか届かないかの日々が訪れています。
こんな日には、私達スタッフは3,4人を小屋に残して、登山道の笹刈りに出かけます。
昨日も小淵沢田代から先、奥鬼怒方面の笹刈りに行って参りました。

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この季節ともなると、暑過ぎることもなく、虫も少なく、往来もなく、作業には好都合です。
今年は夏の天候不順が影響したのか、笹の生長が良くなかったこともあって、一日分の行程をはるかに超えて作業を進めることができました。
最終目的地の黒岩分岐までは、まだ1日か2日必要ですが、今月中旬頃には全て終了できるでしょう。

 

 

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初秋を彩る花にも、いくつか終わりかけのものが出てきて、花々と入れ替わるようにして湿原が色付いてきています。
とはいえ、まだ「草紅葉」と言えるほどではありません。
ここで過ごしている私達スタッフにしてみると、日々の変化はわずかですから、気付くのが遅れてしまいがちですが、
毎年、ある時突然、湿原の色の変化に気付かされます。
昨日は久しぶりに一日晴れたこともあり、逆光に見た湿原が、既に秋の風景に変わっていることを感じました。
訪れたお客様も、外でも小屋でもゆっくり過ごせましたと、この季節の良さをご堪能されているようでした。

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夜の空間を満たしていた蛙の声は、いつしか虫の声に変わり、朝夕の鳥のさえずりもめっきり少なくなりました。
音が少なくなった分、目に映る光に対する感覚が研ぎ澄まされて行くのでしょうか。
森に射し込む光やきらめく湖水、陽を浴びて輝く植物たちなど、どれも目を惹きつけて止みません。
それはきっと太陽が低くなって、降り注ぐ陽射しが斜めになり、陰影が強くなったということも影響しているのでしょう。
夏の間、「熱」として感じることの多かった光を、今はどちらかと言うと「色彩」として捉えていることが多くなったようにも思えます。

 

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しばらく低めだった気温も、ほぼ平年並みに戻ってきて、歩いていても暑くなく、休んでいても寒くはない、過ごしやすい季節に入りました。

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