Topics|2013/10/31

10月27日、また雪が降りました。
太平洋側では台風が遠のいて晴天となった日でしたが、
日本海側(新潟中越地方)の気候に近い尾瀬沼では、
一日を通してぐずついた天気となりました。

 

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午前中の雪は、その後雨になったり「あられ」になったり、また雪に変わったり。
休憩所などの施設が閉じてしまった今となっては、
身の置き所といえばまだ開いている山小屋(沼では長蔵小屋本館のみ)ぐらいしかありませんでした。
しかし、翌28日は一転して快晴となり、
全体に雪をまとった燧ケ岳が、日の出前から白く浮かび上がって見えてきました。

 

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前日、頑張ってここまでやって来て、宿泊されたお客様が喜ばれたことは言うまでもありません。
その姿は、確かにそこにあるのに不思議と実在感が薄く、幻のようにも見えました。
やがて朝日が当たり始めると、途端に山は、命が吹きこまれて目覚めたかのように、
強くその存在を主張し始めました。

この時の気温は-6℃。手袋をしていても指が痛くなるような寒さでしたが、太陽の光は強大です。
陽が当たった所はたちまち霜も消えて本来の色彩を取戻し、
凍っていた縄や綱も数分のうちに柔らかくなりました。
しかし、日の当たらない場所では、昼過ぎになっても霜が消えず、
見た目には雪が消えたように見える燧ケ岳でも、場所によっては20㎝ もの積雪があったようです。
日中、日なたで作業している時には、陽射しが暑くてTシャツになったものですが、
日陰にはいると上に一枚欲しくなり、16時を過ぎると急に気温も下がって、
17時には濡れた木道が再び凍り始めました。

夜には薪ストーブから離れがたくなるような寒さになります。
お部屋にはコタツがありますが、腰や背中には冷たい空気を感じてしまいますから、
やはり部屋全体が暖かい談話室がこの季節には大人気です。

 

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一方、大清水~三平峠のルートでは、木道の補修工事が進んで、随分と歩きやすくなりました。
しかし木道や木の階段は、ひとたび雪や霜に覆われるとたいへん滑りやすくなりますから
くれぐれもご注意ください。

 

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こちらの写真は24日に撮影した御池~銀山平です。
紅葉の盛りは既に山麓へと移りつつあります。
このルートは、紅葉の時期が特に美しく、また年による「当たりはずれ」が少ないように感じます。