Tour report|初夏の尾瀬ヶ原と至仏山の高山植物

今回は長蔵小屋ツアー「初夏の尾瀬ヶ原と至仏山の高山植物」のご報告です。

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去る7月4日~6日にかけて、長蔵小屋主催の「初夏の尾瀬ヶ原と至仏山の高山植物」ツアーが開催されました。お天気が心配されましたが、5日朝ロッジ長蔵を出発する時には雨は止み、その後もほとんど雨には降られずに歩くことができました。
鳩待峠からアヤメ平へと向かう樹林帯は、普段は見過ごしてしまいそうな植物も、名前の由来や特徴などを解説しながら、ゆっくりと登りました。
森から横田代に入り、視界が開けた時には、お客様の中には歓声を上げる方もいらっしゃいました。
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横田代とアヤメ平はまさに天上の楽園のようで、イワカガミ、ヒメシャクナゲ、タテヤマリンドウ、チングルマ、ウラジロヨウラクなどが咲き競っていました。アヤメ平で至仏山や燧ヶ岳を眺めながら昼食を摂った後は八木沢道を通り、第二長蔵小屋の建つ見晴まで標高差約600mを下りました。途中心配していた八木沢に架かる橋も、仮に置いた足場板のお陰で、全員無事に沢を渡ることができました。(八木沢橋については、前回のコメントをご参照の上、必ず最新の状況ご確認願います。)
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第二長蔵小屋では、ツアーの参加者同志で歓談したり、周辺を散策されたり、お部屋でゆっくりとくつろいだり、とそれぞれのお時間を楽しまれたようです。
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翌6日は早朝5時すぎに第二長蔵小屋を出発し、まずは尾瀬ヶ原を横断しました。今年も尾瀬ヶ原のカキツバタは例年より多く、また、オゼコウホネも途中で見ることができ、私たちの目を楽しませてくれました。
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(下の写真の紫の花はヒオウギアヤメです)
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山の鼻からはいよいよ至仏山への急登です。蛇紋岩から形成されている至仏山は森林限界が低く、ゆっくりと登っても1時間ほどで高山帯に入りました。オゼソウ、クモイイカリソウ、ユキワリソウ、タカネバラ、タカネシオガマ、そして、ホソバヒナウスユキソウ、など高山植物の宝庫で、まさしくお花畑に囲まれて至仏山を目指しました。きつい登りの疲れも吹き飛ばしてくれる花たちのはげましのお陰で、全員無事に至仏山頂に立つことができました。
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至仏山から小至仏山、オヤマ沢田代へと続くルートはアルペンムードも漂う景色の中を下りて行きます。標高2228.1mの至仏山ですが、3000m級の山にも匹敵する名山である、と改めて感じました。15時少し前に鳩待峠に全員下山し、皆さまそれぞれの思いを胸に帰途につきました。また、今回のツアーは長い行程でしたが、お客様19名が全員揃って行動できたことはとても嬉しく思います。またいつか、ツアーや小屋でお会いしたいと思います。
ありがとうございました。