Topics|2015/07/31

キスゲの季節が去り、湿原には静かな時間が戻って参りました。

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先週末もニッコウキスゲを求めてたくさんの方で賑わった尾瀬沼ですが、今年の花のピークはどうやら24日辺りだったように思います。

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咲き始めは一週間以上かけて、ゆっくり花が増えて行くニッコウキスゲですが、ピークを過ぎると意外にあっけなく、それこそ3,4日で湿原の雰囲気が激変するほど花は減ってしまいます。

喧騒が去って初めてBGMが鳴っていたことに気付くことがあるように、、キスゲが去ってみると、オタカラコウやノアザミの存在が急に浮かび上がってきて、コオニユリやコバギボウシもいつの間にかこんなにも咲いていたことに気付かされます。
そして、落ち着きを取り戻した湿原には、他にもミズギクやサワギキョウ,ハンゴンソウなど、初秋を彩る花のつぼみもたくさん見られるようになりました
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コオニユリも華やかさではニッコウキスゲに決して負けてはいないのに、どこか寂しげに思えてしまうのは、ニッコウキスゲがひたすら光を求めて上向きに咲くのに対し、コオニユリはうつむいて咲くからでしょうか。
しかし、この祭りの去った後のような雰囲気の中で、短い夏を惜しむかのように、背の高い花々が風に揺られている湿原の風景もなかなか捨てがたいものがあります。
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気温は平地に比べて10℃は低く、朝や夕方はどうしても長袖シャツを羽織らなければならないほどですが、湿度が高いので昼間の行動中は蒸し暑く感じます。また、炎天下では直射日光が強いので帽子は必需品。
人の往来も減り、特に午後も3時を過ぎる頃には日帰りのハイカーも姿を消して、光りあふれる湿原は静寂そのもの。
気の許す限りゆっくり風景を眺めたり、写真を楽しんだりするのには良い季節になりました。

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今年のニッコウキスゲの開花状況を定点撮影したものがあるので、ここでご紹介しておきましょう。
途中何日か抜けてしまった日もありますが、7月17日~7月30日まで、一日ごとに撮影されたものです。

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左から 7月17日 ・ 18日 ・ 19日
 
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同じく左から 7月20日 ・ 22日 ・ 24日
 
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同様に 7月25日 ・ 26日 ・ 27日
 
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そして 7月28日 ・ 29日 ・ 30日です。

これを見ても終わりが急速に訪れることが伺えますね。