Tour report|尾瀬沼から奥鬼怒温泉郷・根名草山へ

今回は先月末に行われた、長蔵小屋の山歩きツアーをご報告いたします。

去る6月25日~27日に、長蔵小屋主催の「尾瀬沼から奥鬼怒温泉郷を経て根名草山を越える会」が行われました。
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ツアー1日目の夜にしっかりと降っていた雨は2日目の朝には上がり、やや薄暗いなかの出発となりました。
大江川湿原では、雨で潤った満開のレンゲツツジの群落が我々のツアーを応援してくれているかのように咲いていました。
小淵沢田代を抜けて送電線にて朝食を摂り、いよいよ樹林帯ロングトレイルに入ります。
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赤安清水を抜けて樹林帯歩きに少々疲れて来たころに現れる、絶景岩(黒岩山分岐手前にある、小屋スタッフ命名)では、遠くに見える景色を眺めたり、写真を撮るなどをして、久し振りの開放感に浸ることができました。
小松清水に近づくにつれて、オサバグサの姿が増えてきました。
今年は雪が少なく、花の季節が2~3週間進んでいたので見ることが出来るのかを心配していましたが、予想以上の量に驚かされるほどでした。
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他には、ゴゼンタチバナ、カニコウモリ、咲き始めのギンリョウソウが多く咲いていました。
そして、このルートでは欠かすことのできない倒木をいくつか越えて、ようやくワタスゲ(果穂)が揺れる、鬼怒沼湿原に到着。
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ベンチに座り、ほっと一息ついた所でいよいよ本日の最終目的地、日光沢温泉へと足を進めます。
標高差約600mで、とにかく急な下り道なので慎重に下ります。
沢の音が近づくと宿はもうすぐです。自然と足取りが軽くなります。
小屋を出発して11時間、宿の方々に温かく迎えられ、まずは温泉で長旅の疲れを癒します。
そして美味しい夕食と山の話で盛り上がり、心身共にゆっくりと過ごすことができました。
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ツアー3日目は気持ち良いほどに快晴。
最終日に期待をしながら、標高差約900mを上がって行きます。
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時折開けた所では上州武尊、燧ヶ岳、至仏山、平ヶ岳、前日に通過をしてきた鬼怒沼湿原まで、すっきりと見ることができました。
途中休憩を入れながら1時間半ほどで、根名草山の頂上へ。
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足元には見頃のジョウエツキバナノコマノツメ、ミツバオウレンが可愛く咲いていました。
念仏平避難小屋前の広場にて昼食を摂り、その後は温泉ヶ岳を巻きながら金精峠を目指します。
途中では見頃のベニサラサドウダン、終盤のシャクナゲが見られたり、男体山に戦場ヶ原、菅沼を眺めることができ、お天気に恵まれた最終日となりました。
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今回のコースは長丁場がゆえに、食事等での休憩時間が短くなり、精神面、体力面で大変お疲れになったことと思います。
また、行程中に現れるほとんどの山頂へは行かず、ピークハンターの方々には物足りなさを感じることもあったことかと思います。
3日間の行程を無事に終えられたのも、皆様の御理解、御協力があったからこそです。
本当にありがとうございました。

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