Tour report|初夏の尾瀬ヶ原と至仏山の高山植物

大変遅くなりましたが、至仏山ツアーのご報告をさせていただきます。

 

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2週間ほど前になりますが、至仏山登山道の全面解放から間もない7月2日~4日にかけて、長蔵小屋主催の「初夏の尾瀬ヶ原と至仏山の高山植物」を巡るツアーが行われました。

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今年は異例の小雪に見舞われたため、遅霜に傷めつけられた湿原植物は、一部を除いてことごとく不作に終っていたので、至仏山もその例に漏れないものと思われていました。
しかし行ってみると、その予想は見事に裏切られ、むしろ例年以上の花々に迎えられることとなりました。
ユキワリソウやイワカガミ、ニオイコブシなど、時期の早い一部の花こそ、ほぼ終わっていましたが、ウスユキソウやシオガマを始めとする、いわゆるお花畑の代表的な花々は、それこそ最盛期とはこういうものだと言わんばかりに咲き誇っていて、7月の初めではまだ蕾がほとんどのタカネバラも、稜線の至る所で見られました。
また、シブツアサツキやウサギギク、イブキジャコウなども、普段このツアーでは時期的に見ることはありませんでしたが、今回は見ることができ、花の種類としても今までになく多くを数えることとなりました。

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お天気の方は、行動日初日が曇り後雨。2日目の至仏登山も雲の多い日でしたが、照れば遮る物のない尾瀬ヶ原や至仏山東面の登山中は、むしろ暑すぎずに好都合。
展望が臨まれる場所に差しかかる頃には、雲が晴れて尾瀬ヶ原の俯瞰や周囲の山々が見渡せた上、お花畑で知られる高天ヶ原での昼食タイムから山頂にかけては晴れ間まで広がり、ゆっくりと花々を楽しむことができました。
しかし、山頂を後にして稜線を鳩待峠へと下山し始めると、間もなく冷たい風と共に霧が上がってきて、ついには雨まで混じってきましたから、実に運が良かったといえます。
春先の「残雪の尾瀬沼ツアー」以来、今年のツアーはどうなることかと、私達スタッフとしても心配しておりましたが、この至仏山に限っては取り越し苦労でした。
ただ、下山路の、雨に濡れた木道や蛇紋岩は恐ろしく滑りやすくて、参加されたお客様はもちろん、こればかりはスタッフにとっても緊張の連続となりました。

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尾瀬ヶ原からの東面登山道は、森林限界が低いので、早くから展望が開けて辛い登りの励みになります。
しかし一方で遮るものが無く、傾斜もキツイため、かなりの発汗量となります。
荷物はできる限り軽いに越したことはありませんが、水分は十分にお持ちください。真水よりも、失ったミネラル・塩分を補えるスポーツドリンクがおすすめです。
少しでも涼しいうちに高天ヶ原まで登ってしまうと楽ですから、出発も早いほうが良いでしょう。夏は午後になると雲が湧きやすく、雷の危険も出てきます。
また、階段も多く、太ももの同じ筋肉ばかりを酷使することになりますから、階段の上がり下り、スクワットなどで普段から鍛えておくと安心です。
木道や階段は傷んでいる所も多いので、特に雨で濡れているときは慎重にご通行ください。

 

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