Tour report|燧ケ岳ご来光登山

今シーズンの最後の山歩きツアーとなる「燧ヶ岳ご来光登山」のもようをお届けいたします。

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8月20日~21日にかけて、長蔵小屋山歩きツアー「燧ヶ岳ご来光登山」が行われました。
集合日の20日は、日本列島付近に3つの台風がせめぎ合い、雨が降ったり止んだり、時に強く、また風も台風のそれらしく、わっと吹いてはぴたっと止んだりを繰り返しておりました。
意外にもこんな中、一人の欠員もなくお集まりくださいましたが、中止になるかもしれないと思いながら、誰もが期待もせずにいらっしゃったことでしょう。
ひとまず予定通り、夕食後にミーティングを行ない、午前0時半の集合時に最終判断をすることにして休みました。
ところが目覚めてみると、月は煌々と輝き、空が明るいので満天の星空という表現は相応しくはありませんが、素晴らしい星月夜。
今一時のことだとしてもありがたいと、予定通り全員で0:45に出発しました。resize1837

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森の中を歩いている間、一時的に雲に覆われることもありましたが、森林限界を越える頃には再び山頂まで姿を現し、白み始めた東の空にはオリオン座もはっきり。
予定より早く、4時半頃には山頂に到着いたしました。
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空は晴れていたものの、放射冷却も大したことなく、風もないのでそれほど寒くもありません。
遠く東の空には雲があったので、山並みからのご来光とは行かず、少し遅れて、雲の合間からの日の出となりましたが、やはりご来光は格別のひと時です。
辺りがオレンジ色の光に包まれ、周辺の山々も生命が宿ったかのように生き生きとして見えて、朝日を浴びた私達にも力が湧いてくるように感じます。
地上の生命のほとんどが、太陽のエネルギーで支えられていることを考えれば、当然といえば当然です。
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山頂で1時間近くを過ごした後、長英新道の分岐まで下って朝弁当。
振り返ればたった今下りて来たばかりの山頂がどっしりと控え、反対側には日光連山の並びに続き、赤城山の上には遥か遠く富士山の姿が。ここまで下って来てもなお、はっきりと浮かび上がっておりました。
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下山道は旧道ナデックボ。
割と急な岩場が長いこと続く道ですが、皆様ご健脚で、ここも予定していた時間を短縮するほど順調に下山。
山頂で30分ほど余計に費やした時間を15分ほどに短縮して、沼尻に到着いたしました。
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振り仰ぐ燧ヶ岳は、いつも通り悠々として聳えていますが、山のスケールは登ってみて初めて実感するものです。
今回初めて燧ヶ岳に登ったという参加者の方も多くいらっしゃいましたが、きっと登る前と後とでは、燧ヶ岳の見え方も変わったのではないでしょうか。resize1841
沼尻からは尾瀬沼北岸を小屋へ向かいます。
沼の水も、空の青を映してなお空より青く、やや疲れを感じつつも、清々しい気分で最後のひと頑張り。長蔵小屋前で集合写真を撮って解散となりました。
今回、お部屋は12時までお使いいただけたのですが、ほとんどの方は支度を済ませるとすぐご出発。日常へと戻って行かれました。
山は本当にお天気次第。他にいかなる演出や工夫が為されようとも、これに勝るものは無しと感じられる山行となりました。

 

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