Tour report|残雪の尾瀬沼周辺を楽しむツアー

今回は残雪ツアー第2弾となる「残雪の尾瀬沼周辺を楽しむツアー」のご報告です

 

長蔵小屋恒例となっている3泊4日のツアーが5月3日~6日にかけて行われました。
天気予報は下山日の6日が雨とのことでしたが、大して降られることもなく、入山日、中日共に素晴らしい青空に恵まれました。
大清水を出ると、まもなく雪道になりますが、ついこの間の第1回目のツアーの時より、明らかに雪が少なくなっているのを感じました。


この日の行程は、前回と同様のものでしたが、高台から見下ろす尾瀬沼は前回と違い、水色が大きく広がり、独特な表情を見せていました。
これは気温の上昇により、表面の雪が急激に解けて、その水が白い雪の上で水たまりとなって見えるものですが、これほど広い面積になるのは珍しいことです。
早稲ッ沢河口の水面も前回よりずっと広がっていました。


この時期になると、昨日通れた所が今日は通れなかったりしますが、ひどい時は、朝通ったスノーブリッジが、昼過ぎに帰って来ると無くなっていることもありますから、人づての情報は参考までに留めて、頼りすぎないほうが安心です。
絹雲が浮かぶ清々しい青空の下、14:30には全員、長蔵小屋に到着しました。

 

行動中日も朝から青空。コース選択はご希望で、「燧ヶ岳往復コース」と「タソガレ田代方面コース」の2つになりました。
「燧コース」は、登りに北岸トウヒの巨木を経由するルートで、夏には取れないルートです。
しかし、踏み込まれていない森林内の雪は、すっかり緩んでいて、雪の締まった稜線に出るまでは、意外ときつかったようです。
本来のルートに合流してからは、踏み跡もあってペースが上がり、8:00過ぎの出発で、12:30には山頂にてお弁当を広げることができたようです。

 

一方、「タソガレコース」は、沼南岸の取水小屋先から大清水平に登り、その先2つ目の湿原から皿伏ルートから離れてトラバース、「タソガレ尾根」上部で眺望を楽しみつつ「タソガレ田代」へ下るルートです。


燧コース同様、森林内の雪が柔らかく、一部、スノーシューで参加された方が羨ましくも思えました。
お昼は「タソガレ展望台」と私達が呼んでいる小高い丘の上でいただきました。

治右衛門池、その北の沼地から小沼に出ると、山頂の燧組とお互いの姿を確認することができたことも、楽しい思い出になりました。(下の写真は、小沼から山頂の「燧コース」グループを撮影したものです)


小屋には「タソガレコース」が少し早くて14:20頃。
「燧コース」は15:00頃で、どちらもほぼ予定通り。
もうこれですっかりお疲れかと思えば、雪の斜面を登っては尻滑りを繰り返す、一部、とてつもなく元気な方もいらっしゃいました。

夕食後は今回のツアーを振り返っての懇親会が行われ、和やかな雰囲気の内に一日が締めくくられました。

 

下山日は曇り空。
つい2日前通ったばかりの場所も大きく様子が違っていて、雪解けの速さには驚くばかりです。
帰りの交通機関のご都合もあって、一ノ瀬からは更にスピードアップ。
お天気も心配だったので、出発時間を30分早めていたとはいえ、11:00過ぎには皆様戸倉の「ロッジ長蔵」に到着し、お風呂で汗を流されて、昼食のカレーをお召し上がりいただけました。

 

今回は雪が緩んでいて、歩くには大変でしたが、お天気に関してはこの上なく、一期一会の風景と共に貴重な体験をしていただけたのではないかと思います。

ご参加の皆様、ありがとうございました。