Topics|2017/06/10

長蔵小屋前のチシマザクラも開花して、湿原にも森にも明るい緑が増えて参りました。


 
6月7日に開花して3日経った今日のチシマザクラは、ご覧のような状況です。

 
下左の写真は開花した日の様子。右は昨日です。

シラネアオイも小屋の裏では綺麗に咲いています。
まだ芽が出たばかりのものや、これから出るものもありますから、しばらくは見頃となるでしょう。

 

湿原では様々な植物たちが緑の芽を出し始めています。
下の写真は、左:ワタスゲ(花穂) 右:ニッコウキスゲ

左:ギョウジャニンニク 右:コバイケイソウ

 

少しずつですが、花々も咲き始めました。
左:リュウキンカ 右:ヒメイチゲ

左:ニリンソウ 右:ショウジョウバカマ
 
左:同じくショウジョウバカマ 右:タテヤマリンドウ

左:エンレイソウ 右:ナツトウダイ
 
もちろん水芭蕉は今が最盛期です。


さて、今日はこれから沼尻まで、北岸を辿ってみましょう。
 

 
大江川を渡り、湿原を横断して北岸の森に入ると、ここでも小さな植物たちがひっそりと姿を見せ始めています。

左:アオジクスノキ 右:タケシマラン

所々で出会う湿原では、水芭蕉もまだ出始めのようです。
 
大入州と呼ばれる半島の森林内は、まだ残雪が多く、木道も部分的に雪で覆われています。
下右の写真のように、もうすぐ木道に出られるという所が、最も危険な所。
薄く残った雪は非常に滑りやすい上、木道に降りたという気の緩みから、転倒しやすいので特にご注意ください。

しかし湿原のように開けた所には、全く雪はありません。

 

 

昨日はすぐ近くでカッコウに出会いました。
3mほどの距離で、こちらを気にしながらも、全く逃げる気配がありませんでした。

さすがにこの状況ではさえずりませんでしたが、こちらが歩き出してしばらくすると、再びカッコウ・カッコウと始まりました。
縄張りを獲得するこの時期、鳥たちも普段より強気の行動に出ることがあるのかもしれません。

 

 

沼尻平に出るとすぐ、清らかな雪解けの流れとともに、ここでも状態の良い水芭蕉が迎えてくれました。

せっかくですから燧ヶ岳と一緒に写真に収めておきます。

 

沼尻ではショウジョウバカマ、タテヤマリンドウが咲き始めていますが、ショウジョウバカマは今年は当たりそうな気がします。

湿原はまだ枯野原の様相を呈していますが、その分、池塘の水面が際立っておりました。

 

 

深夜、ふと目が醒めて見た別館のホールには、月明かりが煌々と差し込んでいて、ドビュッシーの「月の光」を彷彿させました。