Topics|2017/07/15

至仏山の高山植物が見頃を迎えています

残雪の多さから、例年より花の時期が遅れていた至仏山ですが、いよいよ花の種類も増えて参りました。
至仏山を代表するホソバヒナウスユキソウ(エーデルワイスの近似種)は、最初苔のように小さくて見ごたえがありませんが、丈も7~8cm程になって、形も整ってきました。


この花は、割りと花期が長いので、この先1週間から10日程は見頃と言えるのではないでしょうか。
雪解けとともに咲いて傷みやすいユキワリソウの花もまだ綺麗です。

その他、ハクサンイチゲ、イワイチョウ、オゼソウ、ジョウシュウアズマギク、ヨツバシオガマ、タカネシオガマ、イカリソウ、ダイモンジソウ、キバナノコマノツメ、ホソバツメクサ、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンシャクナゲ、コメツツジ ・・・と、それこそキリがありませんが、
チングルマ、ミツバオウレン、タカネバラはそろそろ終り。数は少ないですがハクサンコザクラやムシトリスミレはまだ見られます。

一方、タカネナデシコやシブツアサツキ、ミヤマウイキョウ、タカネトウウチソウなどはまだこれからのようです。

 


登山道では、「山の鼻ルート」が登り専用になりますからご注意ください。

 


お花畑で知られる「高天ヶ原」へは、この直登ルートを取らねばなりませんが、森林限界が低いために、炎天下の急登が3時間ばかり続くことになります。
熱中症にはくれぐれもご注意を。

水分補給と言っても、水ばかりをガブガブ飲んでしまうと、かえって脱水症状に陥ってしまうものです。
意外に思われるかもしれませんが、水だけだと体液が薄まってしまうので、濃度を保とうとして結局水分が排出されてしまうのです。
やはりスポーツ飲料のような、水分と同時に失われた塩分やミネラルを摂取できる飲物がおすすめです。

 


「山の鼻ルート」も「鳩待ルート」もまだ一部で残雪がありますが、そろそろアイゼンは無くとも大丈夫でしょう。
この時期ともなると、気温も高いので、さすがにアイスバーンのようにカチカチになることもまず無いと思われます。
ただし、残雪から木道に切り替わる所や踏み抜きには要注意。
骨折などの大怪我のほとんどは、意外にも木道や何気ない段差で起きています。

オヤマ沢にはまだまだ残雪がたっぷりとあって、シラネアオイの生える所は言うまでもなく雪の中。
その代わり、トカゲ岩の少し上のシラネアオイは、ちょうど咲き始めたところです。

 

 


尾瀬ヶ原に降り立つと、上田代ではワタスゲとカキツバタが見頃を迎えていました。

中田代ではサワランやトキソウも見頃。


レンゲツツジは終わってしまったのでしょうか、よく一緒に見られるコバイケイソウも今年はハズレなので、緑の中の紅白の競演を見ることはできません。

 

しかし、緑の湿原の中にあっても、ヤマドリゼンマイの緑は一層鮮やかに浮き上がり、またヤチヤナギの上品な緑と黒い枝もそれに負けることなく、様々な緑の競い合いに目が奪われることでしょう。

 

 

尾瀬沼ではイワカガミが一気に姿を消したと思うと、いよいよワタスゲの穂が一面に広がり、小屋の近くではヒメサユリも咲き始めました。レンゲツツジも沼ではまだ見頃です。

ニッコウキスゲのつぼみも目立って数が増えてきたので、ここ数日の内に見頃となることでしょう。