Topics|尾瀬沼ナイトハイク&賢治の会燧祭り公演の夕べ

今回は先日行われた、長蔵小屋主催の2つのイベントについて、ご報告いたします。

 

少し前の話になりますが、去る8月5日に、長蔵小屋主催の「尾瀬沼ナイトハイク」が行われました。

集合日当日は、午後、一時激しい雨となりましたが、夏特有の夕立のようなものしたから、夜には上がって、予定通り21時過ぎに出発できました。

残念ながら、スッキリと晴れ上がってはくれなかったので、月は時折姿を見せてもすぐ雲に隠れ、星も幾つか確認できる程度でした。(写真は、そのわずかの雲の切れ間から覗いた当夜の月です)

ご参加の人数が多かったこともあり、また雨上がりということもあって、野生生物との遭遇はカエルとナメクジぐらいなものでした。


濡れて滑りやすくなった木道を、慎重に歩いて沼尻に着くと、22時。
沼尻平の池塘を巡った後は、テラスにて待望のティータイムです。
直前の雨でベンチは濡れていましたが、夜露対策でほとんどの方がレインウェアの下を身に着けていらっしゃったので、特に問題はなかったようです。

キャンドルライトに囲まれて、定番となったブラウニーを召し上がっていただきながらフリータイム。
記念写真を撮って23時に沼尻を発ち、もと来た道を長蔵小屋まで戻ると深夜0時過ぎ。
お泊りいただいた長蔵小屋別館は、このツアー専用の貸切だったので、到着後も気兼ねなくお過ごしいただけたことと思います。
翌日の食事は別館喫茶で、指定メニューの中からお好みのものを、7時から11時までの間にお召し上がりいただくスタイルでしたが、ほとんどの方が8時までには済まされて、ご出発になりました。
ぎりぎりまでお天気に心配の残る今回のツアーでしたが、皆さま予定通りにお集まりくださり、ご参加いただきましたこと、この場を借りて御礼申し上げます。

 

さて、もう一つのイベントは8月10日の「燧祭り」の記念行事として催された「賢治の会 燧祭り公演の夕べ」です。
「燧祭り」というのは、今から127年前の明治22年8月10日、長蔵小屋の初代、平野長蔵が、仲間たちと石の祠を担ぎ上げ、燧ヶ岳開山とした日に因んだものです。
今年のメインは「狼森と笊森,盗人森」で、私達も大好きなお話の一つ。
小岩井農場の北に実在する森を題材に、宮沢賢治が童話にしたものですが、開拓民のみならず、山登りや森林浴で自然に踏み入ったことのある人なら、誰もが共感できる物語です。

毎度のことながら、「賢治の会」の方々の芝居を交えた語りや歌、ピアノの調べにより、宮沢賢治の世界が忠実に、それでいて表現豊かに再現されていて、約1時間のプログラムはそれこそあっという間に過ぎて行きました。

今回はお子様の姿も多く、ピアノ・ソロのところでは演奏者の方が子供たちを近くに呼び集めて、鍵盤の上を滑るように走る指の様子を、間近に見せてくれたのも、うれしいサービスでした。


公演の後は、紅茶とケーキのサービス。
出演者の方々もご一緒でしたから、宮沢賢治の話題や公演のことでも話が盛り上がります。
惜しまれつつも消灯時間を迎え、年に一度の夢のような一時は幕を下ろしました。

この催しを知らずして、一日違いでお泊りになったお客様の中には、「来年は必ずこの日に合わせて来ます」と言ってくださった方もいます。
来年の日程や公演内容は未定ですが、年明け2月か3月になりましたら、ぜひホームページのイベントコーナーをチェックしてみてください。

 


(長蔵小屋別館の灯りと星空)