Topics|2018/05/03

温かい雨に雪解けが更に加速しています

今朝の最低気温は10℃。
昨夜からの温かい雨に、雪解けが急速に進んでいます。
写真は全て昨日のものなので、現在はこれ以上に雪は少なくなっているでしょう。
小屋から見る大江川湿原の雪はほぼ無くなりました。
森林内の残雪も、峠ではまだ30cm~50cmほどありますが、沼近辺では20cmほど。燧ヶ岳の山腹でも40cm~60cmぐらいではないでしょうか。
既にあちらあこちらで笹が立ち上がり始めていて、堤防のように立ちはだかられては、もと来た道を戻らざるを得ないので、ショートカットを試みて却って遠回りになることもあります。
そろそろおとなしく夏道を辿ったほうが賢明かもしれません。

昨日は燧ヶ岳に行って参りました。

 

こちらは燧ヶ岳からの尾瀬沼です。

東岸と沼尻辺りは大きく水面が広がっています。

 

長英新道の稜線から見た会津駒ヶ岳の様子。

 

尾瀬ヶ原もすっかり出ています。

 

山頂より俯瞰した熊沢田代。池塘も現れていますね。

 

この時期なら真っ白な上越の山々も、白さが冴えません。

 

大江川湿原ではワタスゲの花が咲き始めています。

 

小屋のすぐ近くの水芭蕉もだいぶ増えてきました。

 

 

 

 

ところで最近気になるのが、小屋の洗面所からの風景です。

長蔵小屋の洗面所からは、大江川湿原の一部が見渡せるのですが、昨年出来た「展望デッキ」なる物の鉄柵が大変目障りなのです。

高い所から見下ろす小屋の中からでもこうなのですから、今まであったベンチや付近を歩く人から見たらたいへん見苦しく、鬱陶しく感じるのではないでしょうか。
色彩に関しては「茶色」にこだわるなど、かなり神経質なのに、どうしてこうも平気で風景を台無しにしてしまう物を作れるのか、まったく理解に苦しみます。

鉄柵越しのこんな風景、見たいと思いますか?

雪があってこの視点なのですから、ベンチに座ったら湿原どころか、デッキを支える鉄骨しか見えなくなってしまいます。

これを見ずに向こうを眺めるには、柵に張り付かなければなりません。
つまり、ほんのひと時のためだけにあるのです。

 

これは湿原側から見ても決して良い景観とは言えません。

かつては水芭蕉と桜が湿原の縁を彩る美しい眺めでしたが、背景に鉄骨の柱が林立するのでは、写真に撮る気にもなりません。

 

展望デッキの無かった頃の新緑の風景。この場所に今はデッキがあります。

デッキから伸びるこの木道も、わざわざ薮を切り開いてまで作る必要があったのかどうか。
既存の道を直すべきだったのでは?

また、湿原のほとりにいきなり人工的なデッキが高々と立ち、その手摺りに人がずらずらと並んでいる景観にも違和感を覚えますが、どちらが眺められているのかと思うと、むしろ滑稽にさえ思えてきます。

これと同じような物が、尾瀬沼屈指の景勝地で知られる長蔵小屋休憩所横の湖畔にも計画されているそうですから、今までの憩いの場とその景観が台無しにならないかと心配になってしまいます。
いったい誰が何のために?どういう考えで?

ビジターセンター新築を含めた再整備計画そのものにも、不安を感じずにはいられません。

 

このような事に対して意見をしてみても、実際、尾瀬の中にいる我々の声では、まったく無力なのです.
現地での説明会も、ただ「実施した」という事実を残したいがだけに、行われているように思えてなりません。

 

皆様はどうお感じになりますか?

 

 

 

 

ここにもあのようなデッキが作られてしまうのでしょうか。

デッキの最前に立たない限り、この風景を腰掛けたままで、このように眺めることはできなくなるのでしょうか。

 

こんな風景も

こんな風景も

こんな風景も

そしてこんな風景も・・・

鉄柵越しになってしまうのでしょうか。