Topics|2018/08/13

燧祭りが終わり、お盆休みのピークも去りました。


明日、明後日と、お客様の姿も徐々に減り、来週ともなると尾瀬を訪れる方もめっきり少なくなることでしょう。

一足早く、尾瀬の夏は終わろうとしています。

長蔵小屋では、128年前の8月10日に、初代・平野長蔵が燧ヶ岳を開山したことにちなんで、毎年この日を燧祭りと称してお祝いをして参りました。
ここ数年、その記念行事として、「賢治の会」に公演を依頼していて、今年も先週の金曜日に、別館ホールにて行われたところです。


今回のプログラムのメインは、皆さまによく知られている「注文の多い料理店」でした。
限られたスペースにもかかわらず、狭さを全く感じさせないない巧みな演技で、気がつくと今回も物語の世界にすっかり引き込まれていました。

歌あり、ピアノのソロ演奏もあり、充実した約1時間の公演の後は、出演者のj方々を交えてのティータイム。
途中から日本酒やワインのサービスも加わって、和気あいあいの雰囲気のうちに消灯時間を迎えました。

 

 

さて、久しぶりに湿原に出てみると、すっかり辺りは初秋の花々に入れ替わっておりました。
コバギボウシは既に実を結び、ミズギク、オゼヌマアザミも終わりかけています。

サワギキョウは沼の岸近くを尚も紫色に染めてはいますが、ピークは過ぎたようです。

アキノキリンソウ、イワショウブは今が見頃。

ウメバチソウ、タムラソウは咲き始め。

驚いたことに、エゾリンドウまでもが、蕾を付け始めています。

大柄なものでは、ゴマナにハンゴンソウ。そして今年大当たりのシシウドが異彩を放っています。

これほどシシウドの多い大江川湿原は、少なくともこの20~30年、見たことがありません。
普段とは趣の違った湿原の風景です。

また、尾瀬ヶ原でも言われている通り、今年はアブラガヤが湿原に多く、ヨシもレンゲツツジの群落を覆い尽くすほどに進出しています。

残雪が少なく、また7月の気温が異常なまでに高かったことに加えて降雨が少なかったことが影響したのでしょうか。
沼尻平でも浅い水たまりはすっかり干上がって、ひび割れた湿原に生えるモウセンゴケは哀れにも見えました。
10日の夜にはまとまった降雨があり、ようやく乾燥からも救われた感じがします。
今日も昼ごろから雷雨となって、我々にとっては恨めしい限りでしたが、植物達とくに湿原に生きる植物にとっては、やはり恵みの雨に違いは無かったことでしょう。
今夜はペルセウス座流星群の極大日。
果たして星空は見られるのでしょうか。

(写真は別館客室から見た星空)

暑さは和らいできましたが、日中は日が差せばまだまだアイスやかき氷が欲しくなります。
しかし朝の気温は10℃~15℃ぐらいまで下がりますから。泊まりであれば長袖が必要です。

 

追記
コメントを入れたのは13日だったのですが、アップが今日14日になってしまいました。
昨夜は19時頃まで雨が降ったり止んだり、虹が出たりしていましたが、21時前からスッキリ晴れて満点の星空が広がり、たくさんの流星を見ることができました。
残念ながら数枚の写真では、流星まで入ってはくれませんでしたが。

(天高く夏の大三角形付近。天の川は、肉眼ではもっとはっきり見えていました)


(小屋の灯りと北斗七星。燧ヶ岳は雲に覆われていました)