Tour report|尾瀬沼滞在 周辺を楽しむ会 1回目

遅くなりましたが、今回はゴールデンウィークに行われた「残雪トレッキング」のご報告をいたします。

去る4月27日~30日にかけて、長蔵小屋主催の残雪トレッキング「尾瀬沼滞在 周辺を楽しむ会」の1回目が催されました。

初日は夕方までに、戸倉にあるロッジ長蔵までお越しいただくだけでしたが、この日の天気はなんと雪。

この季節になって、山麓、戸倉の集落で雪が降ることは、珍しいことです。

尾瀬沼では吹雪くこともあったそうです。

かろうじて道路に積もることは無かったので、ご参加の皆さまは予定通り到着されました。

その日は顔合わせと、ミーティングで終了です。

翌朝、お天気は上々。

沼では新たに10cmの積雪とのことでした。

大清水までは送迎車で入ります。

ゴールデンウィークということで、巷では大渋滞の声も聞かれましたが、この先には、自動車の姿を全く見ることの無い2日間が待っていました。

大清水から歩き始めると、まもなく道の両側に残雪が現れてきます。

最初は珍しかった雪も、一の瀬から先はずっと雪。

2日間を尾瀬で過ごして、里に戻って来たら、きっと青と白の、夢の世界に行っていたような気持ちになることでしょう。

残雪はこの2週間でかなり歩きやすくなっていました。 トレースはもちろん、歩かれていない所でも、それほど沈むことはありません。

三平峠からは夏道を外れて、普段見ることのない眺望を楽しむため、ダケカンバの丘を歩きました。

昨日の雪で、薄汚れていた残雪の表面は、見渡す限り真っ白に塗り直されています。

眼下の尾瀬沼へは、思い思いのトレースで下りました。

駆け下りる、尻滑り、倒れてみる(?)皆さま子供に返ったようでした。

長蔵小屋には14時過ぎに到着。夕食時間まで、自由にお過ごしいただきました。

第3日目は尾瀬沼滞在。アクティビティに参加せず、周辺でのんびりとお過ごしいただくこともできますが、ほとんどの方が行動をご一緒されました。

昨年は雪が少なくて、燧ヶ岳以外に残雪の残る所がありませんでしたが、今年は他のコースでも楽しめるということで、無雪期には決して歩くことのできないコースを優先することにしました。 小淵沢田代~皇太子ゲレンデ~燧ヶ岳山麓の森~沼尻上~北岸を巡るコースです。

小淵沢田代に向かう途中、眺めの良いピークまでは、いきなり結構な登りですが、休憩をはさみながら歩けば程なく到着します。

小淵沢田代からは、また登山道を外れて森の中へ。

普段訪れることのできない湿原を2,3巡って、皇太子ゲレンデの一角に辿り着きました。

眺望と雪遊びを楽しんで大江川湿原に下ると、大江川沿いにはダイナミックな雪解けの姿が待っていました。

ヤナギランの丘でランチタイム。

そこからは尾瀬沼と燧ヶ岳の間の森を、アドベンチャー気分を味わいながら、沼尻平の見える高台まで。

途中の湿原で、グレープフルーツで喉を潤すと、あとはのんびり沼の岸を長蔵小屋へと戻りました。

その夜は懇親会を兼ねて、今回歩いたコースを、スタッフの撮った写真をプロジェクターで楽しみながら振り返りました。

最終日、下山の日は雨でしたが、皆さま昨日までのテンションは下がらず。

元気に下山されると、ロッジ長蔵で入浴、昼食をお召し上がりいただき、それぞれの帰途におつきになりました。

集合日の雪に始まって、中2日間の晴天、 そして下山日の雨。

変化の多い天候はまた、様々な残雪の風景を楽しませてもくれました。

ご参加の皆さまにとって、より思い出深いものになっていただけたら、私達も嬉しく存じます

一の瀬から先は、真っ白な世界。
三平見晴で、赤城山の上に見える白い物が話題になりました。
富士山にしては近過ぎる。でも方向からすると間違いないのですが。
拡大してみたらやっぱり富士山でした。
この時期、この時間(昼近く)に、これ程はっきりと見えることも珍しいです。
三平峠を目指して明るい針葉樹林の中を行く。
峠の看板は、まだようやく頭を出したところでした。
ここから登山道を離れて、ダケカンバの林に入ります。
青空に映えるダケカンバ
湿原との境も分からないほど真っ白な尾瀬沼。
会津駒ケ岳も白く横たわっています。
この時期にしか見られない風景をゆっくり楽しみました。
沼に向かって思い思いに下ります。
あまりの美しさに、思わず立ち止ってしまうことも度々。
三平下からは、一部、沼の上をショートカットしつつ、湖畔を長蔵小屋へ。
日暮れには小屋の前に、キャンドルが灯されました。
翌朝。
今日も晴れてくれそうです。
キャンプ場を抜けると、いきなりの急登。
途中、休憩をはさみながら、みるみる開ける眺望を楽しみます。
本日一番、最後の急な坂を登ると・・・。
1時間ほどで、最初の目的地に到着です。
ここにも登山道は通っていないので、この爽快な眺めも普段は見ることができません。
小淵沢田代からは、再び夏道を離れ、いくつかの道無き湿原を訪れながら、皇太子ゲレンデを目指します。
皇太子ゲレンデの少し手前にある、カンバゲレンデ。
ダケカンバの木立の向こうには、至仏山と燧ヶ岳を同じ方向に見ることができます。
ここではゆっくりティータイム
皇太子ゲレンデ(メインゲレンデ)を下る
ここでは皆さま、思い思いに。
大江川沿いのダイナミックな風景
小屋を遠望するヤナギランの丘まで来たら、お昼にしました。
午後は、トウヒの巨木を訪ね、多少のアドベンチャー気分を楽しみながら森の中を探検します。
最終目的地の湿原で一休みの後、沼尻平を展望。
最後に尾瀬沼に出ると、北岸の岸辺を長蔵小屋まで戻りました。
下山の日は雨でした。
来たときとほぼ同じコースでしたが、印象は全く違います。
おしゃべりしたり、雪解け直後に咲く花を楽しんだりしながら、大清水へと下りました。