Tour report|尾瀬沼滞在 周辺を楽しむ会 2回目

早いもので、ゴールデンウィークが去って3週間が過ぎようとしています。

今回は残雪トレッキング第2回目について、ご報告いたします。

このイベントはゴールデンウィーク後半、5月3日~6日にかけて行われました。

4日間とも晴天という、この季節にしては珍しく連日の好天に恵まれました。

前回同様、集合日は山麓のロッジ長蔵泊まりで、顔合わせとミーティング。

2日目、いよいよ大清水から入山です。

前回雪だった所がすっかり消えていたり、咲き始めだったアズマイチゲが見頃を迎えていたり、ほんの数日の間に緑も増えているように感じます。

お天気は良かったのですが、関東南部には雲が多いようで、残念ながら富士山を見ることはできませんでした。

三平峠の看板も半分近く出ておりました。 夏道を離れ、カンバの木立を抜け、眺めの良い丘に立ちます。

尾瀬沼の白さは若干失われ、河口から延びる水面も広がりつつありますが、ここからの眺めはやはり格別です。

尾瀬沼に向かって思い思いのトレースを描いたら、湖畔を長蔵小屋へ。

前回のほぼ白一色に比べて、青が増して色彩が豊かに感じます。

到着後は自由時間。夜には再び玄関前にキャンドルが灯されました。

3日目、中日。 本来はコースを一つに絞って、参加するかしないかの選択肢しか無いのですが、今回はスタッフに経験豊富な助っ人がいてくれたこと、また、ご希望が半数に別れた(全く半々で多数決にならなかった)こともあり、2つのコースを実現することができました。

しかし、これはたまたまスタッフの人員に余裕があったからできたことです。

コースは「燧ヶ岳往復コース」と「小淵沢田代~皇太子ゲレンデ~北岸の森周遊コース」の2つ。

燧ヶ岳の方は予定より1時間早く、7:00に出発しました。

樹林帯であっても、既に歩かれているトレースを外さない限り、潜ることもなく快適に進むことができました。

急登ではペースを調整し、ひと登りごとに広がる展望に励まされながら、順調に高度を稼ぎます。

弁当平からはミノブチ岳は経由せず、残雪期ならではの傾斜雪原をトラバース。 俎嵓の基部にて昼食を取りました。

そこから岩場の山頂まではもう一息。 参加者全員が山頂に立つことができました。

下りは途中、北岸トウヒの巨木を訪ねて小屋に戻りました。

一方、小淵沢コースの方は、予定通り8時出発。 詳細は第1回目と同じルートなので省略しますが、こちらもまたとない好天に恵まれて、変化に富むルートを存分に楽しむことができました。

抜群に陽気な皆さまのお陰で、笑いの絶えない一日を過ごさせていただきました。

その夜は懇親会を兼ねて、スナップ写真のスライドショー。

参加していないコースの様子も知ることができたので、両方楽しんだ気分に浸りました。

そして下山日。この日も晴天。しかし天気は下り坂。

まるで今回のトレッキングに合わせてくれたようなお天気でした。

皆さま足取りも軽く、お揃いで大清水へ。

ロッジ長蔵で入浴と昼食をお取りになると、それぞれの帰途に就かれました。

今年も皆さまとご一緒に、残雪歩きを楽しむことができたことを、心より感謝申し上げます。

ご参加の皆さま、またお会いできます日まで、どうかお元気で。

一ノ瀬から先はずっと雪の上。三平十二曲を登り終えたらランチタイム。今日は風もありません。
三平峠の看板はまだ半分が雪に埋もれています。ここからカンバの林に入りました。
尾瀬沼はまだ全面が雪で覆われています。
ここではゆっくり展望を楽しみました。
三平下までは思い思いに斜面を楽しみました。
早稲ッ沢の河口付近。 立っている場所は、本来なら沼の上です。
午後2時半、長蔵小屋に着きました。
夜、小屋の前にはキャンドルで「REIWA」の文字が。
翌朝、今朝も快晴。ハクセキレイも沼に張った氷の上をお散歩。
気温は-4℃。真っ白に霜が降りました。
今回は特別、2コースを実施いたしました。
まずは「燧ヶ岳コース」をご紹介いたします。
緩やかな樹林帯の登りに飽き飽きした頃、ようやく本格的な登りが始まります。
広がる景色に励まされながら、みるみる高度を稼いで行きます。
急な稜線の向こうからは、会津駒ヶ岳も姿を現しました。
尾瀬沼や日光連山も見えてきます。
弁当平で一息ついたのも束の間。俎嵓基部に向けて、またも苦しい登りが続きます。
俎嵓への最後の登りを前に、お昼をいただきました。
最後は岩場の登り。見えてきた尾瀬ヶ原もまだ真っ白です。
みんなで登り着いた俎嵓の山頂。会津駒ヶ岳がどっしりと控えていました。
下には歩いてきたトレースがはっきりと見えます。
尾瀬沼の全貌と日光連山。日光白根山がひときわ高く聳えています。
360°の展望をゆっくり楽しんで、山頂を後にしました。
下りは楽々。滑って遊んで、途中トウヒの巨木にも立ち寄りながら帰りました。
一方、小淵沢田代ルートは、歩き始めて間もなくが急登。
1時間早く出発した「燧ヶ岳組」よりも先に高度を上げていたかもしれません。
展望もみるみる広がります。
今日、最初で最大の登りを終えた先には、普段訪れることのできないピークからの大展望。
尾瀬の内側と外側を同時に眺めることができます。
気持ちの良い斜面を下ったら小淵沢田代。
そこからは再び夏道を離れ、いくつかの名もない湿原を訪ねます。
樹林帯が突然開けると、そこは通称皇太子ゲレンデ。
至仏山と燧ヶ岳を同じ方向に見るというポイントです。
皇太子ゲレンデ一部(小ゲレンデ)にて
正面に広がる大展望を楽しみながら、皇太子ゲレンデを下ります。
大江川湿原に下り、ヤナギランの丘まで来てランチタイム。
午後は「北岸トウヒの巨木」を訪ね、森の中のトレッキング。
沼尻平を見下ろす湿原まで歩いたら、湖畔に下って北岸を小屋へ向かいます。
爽快な水際の風景
普段とは反対側から見る三本カラマツ
一日たっぷり歩いて小屋に戻りました。
最終日、小屋を後に下山開始。
この2,3日の間だけでも、来た時と残雪の状態が変わっています。
雪解け直後の春の花々に見送られながら、大清水へと下りました。