Topics|2020/10/01

9月はしばらく暖かい日が続いていたので、すっかり季節の感覚が狂ってしまいました。
気が付けばカレンダーをめくる日を迎え、10月のものとは思えない森の色を見ては、あらためて周囲を見回しております。

 

ここにきてようやく秋らしい冷え込みも出てきて、昨日は最低気温1℃、初霜が降りましたが、それも束の間。今朝は7℃もありました。

草紅葉は例年9月中旬が見頃ですが、昨日の朝はまだ色鮮やかに輝いておりました。
しかし、その色は黄色から既にオレンジ色に変わっていたましたから、この霜で少し色は褪せたかもしれません。

初霜、初雪、それぞれその時は一変して光彩豊かに輝くものですが、その一時が過ぎると、季節は一気に進んでしまうものです。
山はまだほとんど緑に見えますが、週末には赤や黄色で彩られているかもしれません。

 

今回の写真は全て9月30日の朝7時前後に撮られたものです。
秋の日はつるべ落としと言われますが、逆に朝は、日の出は遅くなるものの、急に明かるくなってしまいます。
霜は日が当たったとたん、靄(もや)となって消えてしまいますから、実はこのような風景を見られるのはごく限られた時間でしかありません。
宿泊された方の特権とも言えますね。
秋に写真を取られる方の宿泊が多くなるのは、こういうことも関係しているのかもしれません。
日帰りでは、明るくなってから歩き出したのでは遅すぎますし、夕映えの風景を見ていたら、バスも終わっている上、瞬く間に夜の帳が降りてしまうことでしょう。

 

尾瀬に限らず、今年の山はどこも短いシーズンでした。
長蔵小屋も残すところ2週間余りとなりましたが、残る季節を皆様とご一緒に、しみじみと味わいながら大切に送りたいと思います。