Topics|2021/06/01

尾瀬沼の長蔵小屋と尾瀬ヶ原の第二長蔵小屋、共に5月29日の「尾瀬山開き」より営業を始めております。
昨年より早いとはいえ、例年より1ヶ月遅れてのオープンとなりました。
未だ新型コロナの先は読めませんが、できる対策を取りつつ進めて参ります。
その一つとして今シーズンは、ご利用いただく皆様に、トラベルシーツのご持参をお願いしております。お持ちでない場合は、小屋で購入することも可能です。
継続可能な対策として、また安全と環境負荷のバランスから、この選択に至りました。
どうかご協力をお願い申し上げます。

さて、尾瀬の今の様子に話を移しましょう。
今年は尾瀬全域で水芭蕉が多く、また状態も良いようです。
霜で茶変したものがほとんど見られず、綺麗な個体が多いのが特徴です。
先週末28日に訪れた尾瀬ヶ原の山ノ鼻研究見本園では、鹿柵の効果もあって、小さく可憐な水芭蕉がびっしりと見渡す限りに咲いていて、見事な景色でした。

山ノ鼻研究見本園を埋め尽くす水芭蕉
どの個体も綺麗なので、写真を撮るにしても選ぶ必要がありません
これ、全部水芭蕉です
上田代より振り返り見た至仏山

しばし尾瀬ヶ原の風景をお楽しみください。

上ノ大堀にて
中田代の大きな池塘

ポスターでおなじみの下ノ大堀は雪解けが早いので、既に見頃は過ぎていましたが、それでもまだ水芭蕉と至仏山のコラボを楽しむには十分でした。

中代田 下ノ大堀
東電尾瀬橋からの赤川は、まだ水量も豊か。 すぐ先は平滑の滝
尾瀬ヶ原見晴付近のブナの新緑
沼尻平より燧ヶ岳
今朝の尾瀬沼「釜堀湿原」

一方の尾瀬沼は、尾瀬ヶ原より標高が高いので、見頃は今週末辺りになりそうです。長蔵小屋に隣接する釜堀湿原でも、大小様々な水芭蕉が湿原いっぱいに広がっています。
小屋の周りではシラネアオイやミネザクラ・チシマザクラの花も見頃です。
尾瀬ヶ原周辺や燧裏林道ではブナの新緑が。尾瀬沼ではカラマツの新緑が最も美しい時期を迎えています。

長蔵小屋と水芭蕉

街では既に気温が30℃を超える日もあったようですが、尾瀬沼ではまだ20℃を超える日が出ていません。
昨日の朝の最低気温はマイナス2.5℃。大霜が降りました。今朝もマイナス1℃まで下がっています。まだまだ、厚手のフリースやダウンジャケットが手放せません。
それでも日中は、日向であれば、Tシャツ1枚で過ごせます。重ね着で調節できるようにしておくと良いでしょう。
峠の道や燧ヶ岳の登山道には、まだ残雪があります。
滑りにくく水濡れに強い靴でお越しください。スニーカーはおすすめできません。

5月31日の朝は気温-2.5℃ 霜が降りました

昼間はカッコウやツツドリが、のどかなさえずりを遠く近くに響かせ、すぐ近くの木立ではウグイスが。尾瀬ヶ原の空高くにはヒバリが忙しそうにさえずっています。
夕焼けの頃にはアカハラの澄んださえずりが一日の終わりを懷わせ、星空の下ではどこかでフクロウが鳴いています。
野鳥のさえずりも今が最も賑やかな時なのかもしれません。
尾瀬は今、春から初夏へと日に日に移り変わる季節にあります。