尾瀬は、標高1400m~2300mの高地に山・湿原・湖沼が存在する、変化に富んだ美しい景勝地です。
学術的にも貴重な自然が残されており、国の特別天然記念物にもなっています。
ゆえに、その利用にはさまざまな制約がございます。
車が入らない&携帯電話の電波も限られた特殊な山域であることもご了解ください。
以下に、その尾瀬を歩く上での、また山小屋利用時のポイントを列記しました。
皆様のご協力をよろしくお願い致します。
春先や秋は寒くない服装を用意してください。
朝晩の気温は0度になることもあります。
夏季でも朝晩は10度以下になることがありますので、長袖、長ズボンは必要です。
帽子もお忘れなく。
軽登山靴など靴底の厚いものが疲れません。
残雪期は長靴も便利です。爪の処理も忘れずに。
荷物は全てひとつのザックにまとめるかウェストポーチをご利用いただくなどして、両手を空けておくことが大切です。歩くとき安全で疲れません。
尾瀬への入山は便利になりましたが、山岳地域に変わりはなく、天候の急変や山行計画で、予想のできないトラブルも起こります。
入山の際は、市販のガイドブックなどを参考に、余裕のある日程と計画をお立てください。
尾瀬に入山する登山者は、1年間で数十万。
尾瀬の自然環境では、登山者すべてのごみを処理することができません。
ごみの持ち帰りにご協力をお願いします。
湿原は1年に1ミリほどしか成長せず、踏まれた湿原はほとんど回復しません。
動植物の採集は禁止されています。また、ペットの持ち込みはやめましょう。
数年前までは「携帯電話の電波は、登山口まで。山の中では入りません」でした。
現在は、au系列、docomo系列(2022~)、楽天モバイル(au電波利用)をお使いの方は、各山小屋館内にて4G LTEでの通話と通信が可能です。
また、キャリアを問わずどなたでも、館内で「OZE GREEN Wi-Fi」をご利用いただけます。
それ以外の尾瀬の大半のエリアは携帯電話の圏外です。
(※天候などの条件によっては、燧ケ岳や至仏山の頂上付近などでは電波が入ることもあるようですが、確実ではありません)
登山コースにはトイレはありませんが、山小屋のあるエリアには公衆トイレがあります。
尾瀬のトイレは、自然環境保護のための特殊な設備の入ったもので
維持管理のため、1回100〜200円程度の利用料金を負担していただいております。
宿泊手続きは13時から。手続き後は、小屋に荷物を置いて再度お出かけすることもできます。
到着は16時までにお願い致します。山道で日没を迎えますと暗くなり危険です。
消灯は21時です。山では早朝出発の方も多く、ほとんどの方が早くおやすみになられます。
ほかのお客様の迷惑にならぬようご協力ください
(※尾瀬ケ原の第二長蔵小屋は自家発電です。夜9時になると自動的に電気が消えます)。
早朝のご出発の方、お目覚めの方は静かにお話しください。まだおやすみの方もおられます。
チェックアウトは朝8時です。
なお、食事やお風呂の時間帯は、日によって変わります。
以下はある1日の一例です。ご参考まで。
例)夕食17:30~、入浴時間16:00~18:30、朝食6:00~
※ 2名様以上のご予約はすべて個室でご案内しております。
お部屋当りの人数により宿泊料金が変動いたします。
>> 同グループ内で男女別室やご家族様毎など複数室をご希望の場合は、それぞれの
お部屋毎に人数にあわせた宿泊料金となります。
>> 団体様等人数の多いグループで小屋側によるお部屋割りで複数室となる場合は、
お部屋毎の人数にかかわりなく一律で4名様~/室の料金となります。
※ 1名様のお客様につきましては、個室もしくは相部屋をお選びいただけます。
お部屋により宿泊料金が変動いたします。
>> 土曜・祝前日の個室のご利用は2名様~の受付とさせていただきます。
1名様でのご利用は相部屋のみとなります。ご了承ください。
ご予約は >>こちら からどうぞ。
沼や湿原の水質汚染防止のため、シャンプー類の使用はご遠慮いただいております。
新型コロナウイルス感染拡大以降、衛生的観点より浴室に液体せっけん(ボディソープ)を設置しております。ご利用ください。
タオル等はご持参ください。
御食事は夕食・朝食共に順次食堂にてセルフサービスでお願い致します。
食堂での長いお酒、大きな声でのご歓談はご遠慮ください。
周りのお客様へのご配慮をお願いいたします。
2013年より全館禁煙とさせていただいております。 愛煙家の皆様にはご不便をおかけいたしますが、 屋外の人の少ない場所での喫煙にご協力をお願いいたします。
毛布、掛布団、敷布団のご用意がございます。
シーツ代わりの薄手毛布がございますが、リネンシーツはございません。
気になる方は、トラベルシーツ(インナーシュラフ)や寝袋をご持参ください。
山小屋では浴衣のご用意はありません。
寝る時の服装は、濡れた時の着替えを兼ねてトレーニングウェアなどが便利です。